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美術館に行った帰り道なんかでよくする会話。「アートって何?」だとか「アートとデザインの違いは?」って話。いつも簡単な問いかけに難しい答えを探そうとする。それは結局わかならい。わからないのではなく答えなんてないと言い切れる。それは何を対象にするかによって変わる答えのようで、そこに条件が付帯する必要がある。簡単あるいは究極すぎる問いかけには、何も答えられない複雑さがあるように思える。

日常的にアートについて真剣に考え、あるいは取り組んでいる人にとってはそんな問答は意味のなさないことのようだ。僕らの眉のひそめ具合を緩くさせてくれるこれらの本には、条件や複雑さ、そんな類いの答えを求めようする姿勢はない。ただ楽しんでいる。とにかく自分の五感で経験することがアートだと教えてくれる。

荒俣宏「帯をとくフクスケ」
赤瀬川原平/藤森照信/南伸坊・編「路上観察学入門」
山口裕美「現代アート入門の入門」

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